[ 反戦デモリポート ]

文:木村五郎

 もしも、あなたが “その企業” の社員だったとしても・・・

ピースウォークでは ボイコットの旗を見て、
たくさんの人が声を掛けてくれました。
   ( ありがとー!)

そんな なかで、ある男性は、
「私もボイコットには賛成なのだが・・・・」と前置きして、
(おおよそ)つぎのような「心配」を率直に語ってくださった――

  ・・・あなた方の訴えているボイコットの標的企業の社員でも、
  戦争に反対な人はいるはずだ。 そのような人々と、
  それ以外の・・・今日ここにいる人々との間に
  亀裂が生じてしまわないだろうか・・・・

――と。


わたしは、そのようなことは「生じうる」と思います・・・・
もしも、わたしたちが、

  「あなた達の働いてる会社が戦争に協力しているんだから、
  あなたたち社員も同罪だよ!」

――なんて 訴えるのだとしたら。 

でも、
この呼びかけをしている わたしたちの中に、
そのように考えるひとは 一人もいません。

いや、
そのようなことを “言えてしまう人” というのは、
世の中に ほとんどいないのではないでしょうか?

(もし いるとしたら・・・・それは きっと・・・・
“株式の配当”とか “地代”とか で暮らしてゆけてしまうような
“ラッキーな人”なんじゃないのかな? だって・・・・)

・・・私達は 多くの場合、どこかの会社で働いて収入を得て、
それで はじめて暮らしてゆける。
でも、その企業が「どんな政策を支持するだろうか?」などと
考えて就職する“余裕”なんて ありゃしません。 ましてや、
その会社が 「どこに政治献金するか」 なんていう決定に関わることは
(まず)ないですね。


ある人が 「戦争はダメ」 と 言うとき――
その人が、“どこの会社で お給料もらっているか” なんて
すこしも問題じゃないです。

また、
ある人が 「この会社の製品はイヤ」 と言うとき――
その人が どこの会社で 給料もらっていようとも、
この時、この人は あくまでも “一消費者” として、
「買わない」 という 意志を持った、ということなのです。

〜「反戦ボイコット」は、
     いろんな会社で 給料 受け取る人々が
     ここでは 「消費者」の立場で “意思表示” すること、
                     以外のなにものでもないのです〜


( そう〜  もしも、その企業の社員のひとたちが
    「ウチの製品はボイコットだよ!」
なんて、(小声で)言ってくれるなら・・・・わたしは うれしいです
・・・・“本人的”には複雑な心境でしょうけど。)



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