実践的な有機農法の実現を目指し、山形県最上地方の農業者が設立した法人「新庄最上有機農業者協会」(阿部昭雄代表)がこのほど、自家製造の「ミネラル炭」を使った土壌改良材と床下調整材を発売した。

 もみがら遠赤炭


 ミネラル炭は、粘土でコーティングしたもみ殻を、約800度の高熱で焼き上げて製造。普通の炭よりも微生物が付着しやすく水質浄化作用に優れているほか、表面に開いた細かい穴が大量の遠赤外線を発するなどの性質が確認されている。同協会が発売したのは、土壌改良材「もみ殻ミネラル炭」と床下調節材「もみ殻遠赤炭」の二種類。もみ殻ミネラル炭は作物の育成に必要なケイ素を多量に含み、土中にまくことで苗の根張りをサポート。
赤外線を放出して地温を上昇させ有用微生物の増加を助けるほか、酸性化した土壌を中和し病原菌の繁殖を抑える効果もある。

 遠赤炭は、畳や床下にまくと気候に合わせて湿気を吸収・放出。夏は涼しく、冬は暖かく室温を保ってくれる。同協会の調べでは、湿度50−90%の状態で遠赤炭と市販の杉炭を比較した結果、遠赤炭の高い吸湿力が確認された。

 同協会は、昨年四月、鮭川村に自前の炉を建設してミネラル炭を自家製造。市場価格よりも安価に農家へ提供する一方、国際協力事業団(JCIA)の仲立ちで炭一トンを中国に輸出。タクラマカン砂漠の緑化に役立ててもらうなどの活動を行っている。

 もみがらミネラル炭は一パック八百八十円[上の写真の小袋すべての倍ぐらいの量です:TCX注]、もみがら遠赤炭は同一千六百円で販売される。問い合わせは新庄最上有機農業者協会0233(55)3383へ

新聞記事[2002.5/15河北新報]


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