グローバールにおける新型コロナウィルス感染拡大の経験は、従来作ってきた私たちの生き方を根っこから揺るがしています。人の移動や個人の権利が制限されたことでこれまで見えなかったり、気づいてなかったりした社会矛盾が改めて見えたこともたくさんありました。国家と企業が主導して、社会全体が進めてきたエネルギー、産業化、安全保障問題は、誰のために、何の目的のために必要なものだったでしょうか。国民統合、開発、国際化、安全保障のために切り捨ててきた現場の声に耳をすませることで、ポストコロナ社会の私たちの生き方を一緒に考えて行きます。
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開催方法 オンラインのみ
開催日 全6回・原則として隔週木曜日 (19:00〜21:00)
定員 50名 (オフライン10名含む)
参考図書 - 黒田節子他『福島原発事故と女たち ―出会いをつなぐ』(梨の木舎、2012年) - 水俣病センター相思社編『今 水俣がよびかける ― 相思社30周年記念座談会の記録』(2004年)
コーディネーター - 羽田ゆみ子(梨の木舎代表) - 李泳采(恵泉女学園大学教授)
◆ 第1回 2020年6月25日(木) & 第2回 2020年7月9日(木) 「「(Part1) 福島から私たちの生き方を考える」 「復興オリンピック」ともいわれていた東京オリンピックが1年延期になっている現在、福島の現実はどうなっているでしょうか。県内で見られる厳しい現実からコロナ時代の今の現状までを共有しながら、ポストコロナ時代のエネルギー問題のあり方を考えていきます。
講師:黒田節子(原発いらない福島の女たち)
◆ 第3回 2020年7月23日(木) & 第4回 2020年8月6日(木) 「(Part2) 水俣から私たちの生き方を考える」 公害病として知られている水俣病は現代社会にどういうメッセージを伝えているでしょうか。現在も複数の裁判が続き、被害の実態すら実は明らかでないという事実を知っていますか? 水俣病の歴史、そして現状を学ぶことから、ポストコロナ時代の市民の生き方を考えていきます。
講師:谷由布(NPO法人水俣病協働センター)
◆ 第5回 2020年8月20日(木) & 第6回 2020年9月3日(木) 「(Part3) 秋田から私たちの生き方を考える 」 「きりたんぽ」「秋田こまち」など観光で有名な秋田。しかし、安全保障強化の名の下で「地上イージス新屋配備」が強行されることで、住民と議会が反対阻止活動を行いました。誰のための安全保障なのか。イージス・アショアの反対運動経験からポストコロナ時代の安全保障のあり方を考えます。また、秋田地域の歴史・社会運動まで幅広く秋田を勉強していきます。
講師:工藤新一(秋田市議会議員・社民党)
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